風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『沈黙の艦隊』(25巻) かわぐちかいじ

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絶対絶命の場所で
運命に委ねるしかない状況
周りの人間の思いが交錯する
TV局は緊急にアンケートを行う
当然ながら一方的な正義は存在しないが
段取りを踏まない正義は正義と言えるのだろうか?
ここが海江田の正義に疑問を投げ掛ける。

アメリカ大統領は一人の人間であるのに
世界の運命を握り判断を下す
核が放たれても撃沈せよと・・

海江田は本の中盤で
「戦争とは当事者がお互いの未来を奪い合う行為といえます」
ーと発言し
後半では
「人間が命よりも大事なものを奪い合う行為だ
・・・それが国家ならば国家を嗤い、戦争を嗤うと・・」

大儀とは何か?
あたりまえのようで誰もが完全一致することのない解は禅の世界のようだ。
リーダーは罪深き誤りであろうが人は判断を降し
生きていかなくてはならないんですよね。