突然会社をアラフォーで課長職を投げて辞めた娘。
映画とギャンブルに依存するダメな父。
二人に舞い降りた映画の齎す物語。
先週は本に対する愛情を込めた作品だったけど今回は映画。
何回かブログに書いてるけども
中学時代から映画に嵌り
小遣いのある限り映画を見に行ってました。
その頃の映画館も無くなってしまい。
この作品と同様に老舗の映画館はなくなってしまってる現実。
作品のお話と同じくして
私もろくでもない父親に振り回されながら
青春の苛立ちや迷いを克服出来たのは
映画や読書って言うものの力に拠るところが大きいなって
振り返って思うんですよね。
映画評論家の淀川さんが言われてたと記憶してるんですが
あの方も「映画がなかったらとんでもない人間になってた私は映画に育てられた」と・・。
人は物語の中に存在する感情やそれぞれの気持ちを体現し
人生そのものの縮図は世界や時代を超えて
生きることの根源を垣間見せる素晴らしき終わりなき可能性あるもの
本文にあった言葉ですが
「・・この世に映画がある限り、人々は映画館へ出かけていくだろう。
家族と、友人と、恋人と・・・
ひとり涙を流したいときには、ひとりぼっちで。」
私も未だに映画の虜です。
終わりにあった
「・・大好きな映画の始まる前に挿す光が顔をほのかに照らす・・・」
光が私たちを照らす時の
トキメキを忘れないようにしたいなぁ。