風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『のぼうの城』

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戦国時代末期。豊臣秀吉は北条家に大軍を投じるが難攻不落の忍城
その城代で“のぼう様“と呼ばれる成田長親の活躍を描く。

原作を読んだ時のレビュー『のぼうの城』 和田竜
記事のURL: http://blogs.yahoo.co.jp/gogo_yellow_bicycle/60221650.html

なるほど最新技術の力なのか?広い敷地に浮き城と呼ばれた城の周囲や
石田三成によって作られた堰もイメージ通りの映像化。

キャストも主役の野村萬斎のよるのぼう様と呼ばれるぐらいの人なのに
あのすばらし過ぎる踊りのキレが逆にアンマッチするぐらい美しく印象的だったなー
他にも脇を 榮倉奈々 成宮寛貴 山口智充 上地雄輔 山田孝之
平岳大 西村雅彦 平泉成 夏八木勲 中原丈雄 鈴木保奈美 前田吟
中尾明慶 尾野真千子 芦田愛菜 市村正親 佐藤浩市となかなかの布陣ですね。
しかし歴史的にも男まさりで美女である姫さまの榮倉奈々がどうかな・・
ちょっと豪傑さがないような・・。
三成の上地雄輔も歴史で言われるようなキレがどうかな・・。

さて、ストーリー、原作を先に読んでるので
頭の中に予め描いてるイメージとどうなのか?が焦点だけど
先に書いた背景はもとよりストーリーもイメージを損なく安心して見れました。

地の利があるとは言え500で2万の大軍を迎え撃つには
当然ながら人の心を掴む必要がありますね。
ここの心をなぜ掴めるのか?って部分が三成との対比で
明暗が上手く表現されてたけど
これは現代の企業や政治家にも言えるし
自分の周りでも人望ってそうですよね。
決断出来るリーダーは能力ってものよりも人徳が勝るし
上から指示ってよりも下からあの人の為にって自ら動き出すものですよね。

人の心を掴み感動するものは何か?
殿様は北条を裏切ろうと画策し周りも
多勢に無勢と仕方ない空気の中
”のぼう様”は損得じゃない判断を下す
そんな判断の基準と視点が
感動を呼び人の心を掴むんですね。



ちなみに主題歌のエレカシの「ズレてるほうがいい」は
この映画とピッタリだったな。