風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『ロスジェネの逆襲』 池井戸潤

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昨年話題だったドラマ「半沢直樹」の続きとなる話しとなる原作『ロスジェネの逆襲』は
バブル世代の主人公が飛ばされた証券子会社が舞台。

銀行の系列子会社東京セントラル証券へ出向となった半沢
そこにIT企業の雄、電脳雑伎集団社長からライバルの東京スパイラルを買収へ
そこに親会社である東京中央銀行からまたも理不尽な横槍が・・

半沢直樹の「倍返し」は健在で台詞も出て来ますし
あの痛快などんでん返しは胸踊りますね。

この手品みたいな発想と手法で
今度は証券の世界で活躍します。

現実でも金融は手品や出し抜くことが日常茶飯事ですもんね。
ドワンゴと角川の合併も先日あったし
球団買収やソフトバンクによるアメリカ企業買収
世界は金融で戦争してるんじゃないだろうか?ってぐらい
激しく狡猾でシビアな世界

そこで義理人情や筋を通す男達の姿は
ある種、希望に似たエナジーを感じますよね。

企んだ悪は滅び勧善懲悪の世界
時代は変遷するけど戦ういい男は
どの世界も共通して存在するものですね。