風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『億男』 川村元気

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借金に苦しむ一男が宝くじで3億円を手に・・。
不安に襲われた一男は親友・九十九のもとを15年ぶりに訪ねるが
3億円を持って九十九は失踪・・・その先にあるものとは・・・。
2015年、本屋大賞ノミネート作品

実際に宝くじで億の金を手にする人は年間500人
10年で5000人だそうです。
そんなに億万長者を量産してるのか・・。
そんな数字やら
ソクラテスドストエフスキーアダム・スミスチャップリン福沢諭吉
ジョン・ロックフェラードナルド・トランプビル・ゲイツ
彼ら著名な億万長者の言葉や
身を持ち崩した人の話しなどが出て来ますが

「お金と幸せの答え」って何なのか?
資本主義経済に暮らす我々は逃げては通れない金との関係
考えるいい切っ掛けになったなぁ。

お金を得る方法もですが
使い方を持って完成するのがお金で
人生のひとつを象徴するものですね。

金で買えないものはないと言う人も居ますし
自由を得る為には必要だとも言える
持たざる者からすると
「あー金があったらなぁ」そんな気持ちはよく分かるな。

それがいつか・・
目的を達成する手段である金が
いつの間にかお金自体が目的になってることってありますよね。

それによって人生を見失い
犯罪に走る者もいますし
魔物である金の存在と
金で買えないものは何か?

キーワードとして"信じる"って言葉が出て来ますが
誠を信じる心を見失わないことは
億万長者に匹敵する財産となるのではないだろうか?