一世を風靡したハリウッドシナリオ作家が今は仕事もなくジリ貧生活
やっとのオファーのあった田舎の大学で講師になりシナリオ講座を開く
生徒との交流の中で新たな展開がー。
ヒュー・グラントの雰囲気が悲壮な状況の主人公に温かさとユーモアを与えるのに成功してる。
そんな第一印象。
若かりし頃に売れてしまい
次の作品が売れないのは
実は主人公の思考にあるってことに本人は気付かないものですね。
誰しも調子に乗る時期ってありますが
講師となって人を育てる視点に立つことで
自ら成長するってこともあるある。
人を育てるには自分の中にあるものと向き合い
それにある結論や信念がないと説得力もないですからね。
それは人生にも当て嵌まるもので
生徒のそれぞれの書いたシナリオと共に
人生に真剣に向き合うことで完成する物語。
シナリオのテクの話じゃなく
魂のあるものを創造するって素敵な作業ですね。
まさにリライフの教材として素晴らしい仕事。
いつでも人生のチャンスと再構築は出来るし
そこにユーモアがあることでより好転する人生。
私も人生の素敵なシナリオを描けたらなって思うような作品でした。