転校生の少女、西宮硝子は聴覚障害だった
石田将也と硝子との関係とその後周囲から孤立してしまった将也。
やがて5年の時を経て…。
大今良時の同名コミック原作のアニメ映画。
第40回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞
第26回日本映画批評家大賞アニメーション部門作品賞
第20回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞受賞作
障害、いじめ、孤独、不登校、家庭環境と重たいテーマを含みながらも
押しつけではなく自然にそして深く物語を考える作品の巧みさ
カットも美しさといい素晴らしいものです。
アニメならではの表現であるイメージの具体化のひとつで
石田将也の視点から顔に×が付いた映像になってるのですが
意味するコミニュケーション
果たして自分はどんなコミニュケーションをとってるのだろうか?
振り返ると登場人物のそれぞれが主張する言葉が被り
自分の心を揺さぶられた。
自分の意に反する相手の主張をどう考えてるのか?
相手の主張と自らの主張。
心を開くとはどういったことなのか?
解放される瞬間の心地よさ
絆の持つ温かさ
自分の心が見ようとしなかったもの
開かなかったものが解放された時
この世界は変わる。
いろんなことを考えたくなる作品は数々の受賞も納得。