産経新聞記者をやってた司馬遼太郎が本名である福田定一名で刊行したものを復刻刊行。
違う章では記者時代の先輩社員の話もあり
今でも変わらない機微満載のサラリーマンをテーマとしたエッセイ集。
私の人生にも影響を与えた一人である司馬遼太郎さん
彼が昔に書いた本を2016年に復刻刊行されてるってことは
私のように影響を受けた人が多いってことだろう。
内容は時を経ても変わることのないサラリーマンの真理があるからなのだろうな。
元々私はサラリーマンを希望して就職したわけでなく
そうなるのが当たり前として考えていた。
働きながら迷い、収入を得て暮らしを営み
働くことにも楽しみや意義をかろうじで感じ
営みに未来を夢見ながら日々を過ごしてました。
この近代化してからの日本の労働者の弛まない歩みは
今までが間違いではない日本を証明してるものではないだろうか?
様々な形がありますがこれからも人は働き
そこにある種の普遍性があるならば
時代を超えた共感があるものだと実感するお話でした。
多様化と言われる時代ですが
幸か不幸か分かりませんが日本の会社の本質は変わらないものですね。