どら焼き店の店長、千太郎
バイトの求人に応募した老人吉井徳江
彼女の創る「あん」の旨さに込められた意味とは人生とは・・。
昨日書いた映画よりも強いて言うならば原作の方がいいな。
内面を描く作品では映像よりも主体的に読む作業の必要な文章の方が
胸に刺り涙が込み上げる作品でした。
込み上げる感情の源を考えるとー。
人生には理不尽な病気や置かれた立場に悩み苦しむことってありますよね。
何者になるのか?人生でよく問われる世の中ですが
自分の思い通りになった人はどれぐらいいるのだろう?
ほぼ皆さん挫折や絶望した人の方が多いのではないでしょうか?
しかしながら、それでも幸せに生きる。
何者にならなくとも
心豊かに暮らし幸せになることは出来るって思う。
よくブログに書いてるのですが・・
心の在り方こそが人生を価値あるものにするものじゃないでしょうか?
徳江の生き様もそうであるように
木々の声を聞き、また千太郎はその徳江から人生を学び
無限に広がる心は、偏見や垣根を乗り越えることで構築する豊かで幸せな心の絆
これこそが生きる事で最も尊いのではないだろうか?
幸せって文字にするとたったの二文字ですが
そこに至るには多くの試行錯誤を経て得られる幸せこそ
より深く強いものになるのではないだろうか。
人が人を思いやる気持ち
相手の心情を察することって素敵な行為。