風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『生まれる森』 島本 理生

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 恋人との別れから立ち直れない日々
そんな主人公にと同級生キクちゃんや家族、バイト先の人々
終わった恋をとの葛藤の日々からの再生の物語。

初めて島本理生さんを読んだのですが
素晴らし感性と表現力ですね。

自分も嘗てあったような
失恋で苦い思い出となった場所だったり
音楽や映画、星や空気ですら苦しくなることもあったかな。

何度も何度も思い出す気持ちが
ほんと上手く表現されて心に染み入る。

人との関係で傷付いたものは
人に癒され再生への向かう
何とも不思議なもの。

不思議で優しい時間を感じ
自分の心も癒された作品。