風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

2020年 マイ映画アワード!で今年観た映画を振り返る。

毎年振り返ってますが
今年とんな映画観たっけな

振り返ると・・泣き笑い、不気味に落ち込み、励まされ
映画ってほんといいな。

さて、勝手に表彰ですがー。

盛り上がる血沸き肉躍るベストから
『フォードvsフェラーリ
壁を打ち破る熱き男同士の情熱と友情、誇りと王者との戦い
これで心を熱くしないなら心が死んでるか、車嫌いじゃないかと思えるほど
少しのミスを許容されない現代の世の中において
破天荒が許容される大らかさってものが
人生と言う物語には必要不可欠じゃないでしょうか?
ドラスティックな物語を現代に!夢と希望と熱を!


心落ち着けて
ベスト青春映画
レディ・バード
あの時代特有の繊細で重大に思える出来事
苦い出来事も時の流れと
今の自分がどうであるのかによって報われるものだと今になって思う。
痛痒いような人生の宝物の詰まった青春映画。


次点
「君の膵臓をたべたい」
生きるとは人と関わることだと言う
心に生き続けるならばそんな力強いことはない。
無気力だった主人公に湧き上がる力
私の心にも火が灯る映画。

構成や造り、感心賞で

『THE GUILTY ギルティ』
音声だけで展開する構成は想像力を刺激する
多くの罪を人は暗闇で想像し多くの事を知る。
孤独と不安は人を成長させるのだ。

ベストエンターテイメント
やっぱりワクワク。観終わって凄い作品
『ジョーカー』
壊れ行く日常に自分の正義が炸裂するのは分からなくもないし
ブラックジョークのような世界の方が虚像ではないかとも思う
日常は悲劇ではなく喜劇なのかも知れない。

今年改めて鑑賞のベスト懐かしクラシック
時をかける少女
長い時を隔て再び観て物語と尾道の整合性の力を感じる。
この懐かしいようなノスタルジーが心揺さぶる大事な要素であると今更ながら気付く。
素敵な映画をありがとう。大林宣彦監督の御冥福を祈る。

今年のベストオブベストはこれかな
華はないけどこの切なさと空間が心地よかった。
ここは退屈迎えに来て
自分も振り返ると高校時代にあんなに恋い焦がれてた存在は何だったのか?
今思うと青春ってあとから思うものなんですね。
映画の中で歌われる「茜色の夕日」歌を繋いでゆくシーンが何とも素敵だ。


来年はどんな映画に出会い胸を震わせるのか?楽しみです。


今年観て感想書いたエントリー作品。

『十二人の死にたい子どもたち』
人生に絶望する中でちょっとした切っ掛けで光明が見えることあるし
人生を客観的に見ることで何か気付くものがある。
誰かの為になら生きれるのだ。

『俺たちポップスター』
シンプルな話をド派手な豪華演出でドラスティックに演出
とんでも人生もエンターテイメントになりうるのだ!


search/サーチ
映画のほぼ全てがPC上の動画やチャットで展開される斬新さと
物語のどんでん返しの意外性が相まって
新たな感覚を楽しむことが出来る。
スリリングな体験に遣られた映画

女は二度決断する
人を守らない司法システムは何の為で誰の為にあるものなのか?
大きな問題と最後に下した決断の意味するものとは?
人の存在理由の根本に立ち返る
愛ってものの大きさを考える。


『運び屋』
どんな想いを持って生きたのか?
熱き想いを持って生きることは人の人生を輝くものにする。
その心の積み重ねはやがて多くの人を幸せにするものですね。
老人と仕事、金に家庭や取り巻く社会の変化
差別や常識と人生の終焉が近付く歳になってこその作品
最も人生で大切なことの重みに気付く姿は心に迫りました。

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
どんな想いを持って生きたのか?
熱き想いを持って生きることは人の人生を輝くものにする。
そしてその心の積み重ねは
やがて多くの人を幸せにするものですね。

『心と体と』
お互いが同じ夢を見る詩的なシーンでは
心の引力は言葉を超えるものかも知れないな。
人は人を求めるって温かくも切なく。

『50年後のボクたちは』
誰もが悩む少年のある時期
多くの苦悩や恐怖が人を成長させる
そこで培った数日間はずっと生き続けるんじゃないだろうか?

『ワンダフル!ウエディング~結婚できる人できない人~』
コメディのセンスってお国柄や人柄をよく表してるものですね。
登場人物がこれまた前へ前へのポジティブシンキングでは
何か薬やってるんじゃないか?ってぐらいのハイテンション。
ドタバタコメディは不変的

『グリーンブック』
人間として何を基準に信用に値すると考えるか?
人と人との本当の絆が芽生える瞬間って尊い
やはり心の深い所での繋がるって人生の宝です。
人を想う気持ち大切にしたい人と人の原点。


『お米とおっぱい。』
カメラを止めるな!」でいい意味で衝撃を受けたものの
今回は逆に悪い意味で衝撃を受けた作品。
ヘンテコな議題に分けの分からないルールでの議論
気持ちをどこに行けばいいのか?彷徨う心。
映画で心をザワザワさせたいならこの一本。

僕のワンダフル・ライフ
人生の数え切れないぐらい多くの出来事の中で
人や犬は共に過ごす時間でしか築かれない絆。
それを愛って言うものならば強固な絆に犬生は輝くものですね。
世界はワンダフルに満ちている。


『欲望』
”欲望”とは何なのか?
根源を想うと人生を歪曲させ身を亡ぼす力あるもので恐ろしくもある
どう欲望を飼いならすのかが人生のポイントかもー。

ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男
四面楚歌の状態で先の見えない未来を決断し貫く姿に感動。
まさに現代の世界の指導者は問われてることかも知れない。

『キングダム』
果てしない大きな大陸と絶望するような格差社会の中で
そこからヒーローは現れ世を変るロマン溢れる展開。
何かとウンザリな日常から
太古に想いを馳せ、心熱くなる歴史。
人生にはロマンが必要なのだ。


『さらば あぶない刑事』
ついにあの二人も定年。
よくクビにならず殉職もしなかったものだ
走るユージにハーレーからショットガンのタカ
スペシャルサンクス映画は劣化することなく魂を貫く

ナラタージュ
恋ってするものじゃなく、落ちるものって言葉がありますがまさに落ちる宿命なのかな
コピーの「壊れるくらい、あなたが好きでした。」
すべてを愛することが全てなのかな。


ソウル・キッチン
イケイケの登場人物
自粛や自主規制の昨今で刺激的な世界にあって失われた懐かしき日常を思い出す。
彼らのどんな事態に陥ろうとも前しか見てない彼ら
これぞ今世界に必要なマインドなのかも

クレイジー・リッチ!
圧倒的格差の存在。
嫉妬やプライド渦巻く中でエグイ言葉の数々女同士の世界って怖わぁ。
しかし主人公の凛とした姿は流石で下す決断とスマートさが粋。
世界は女で回ってるものだ・・。


町田くんの世界
接する人の心を不思議魅力で変えてしまう町田くん。
虜になるのは利己心が渦巻く世界にあって利他ってものが齎す破壊力の凄まじさ
人を素晴らしいと思える作品。

アルキメデスの大戦』
官僚組織の嫌がらせを乗り越え挑む姿は完全懲悪。
数字が正義を証明する会議は鳥肌ものの好きなシーン。
人間の持つ矛盾を正す正義に至る数字。
しかし人間って矛盾があるからこそドラスティックなのだろう。

『Girl/ガール』
ドキュメントタッチの映像で想像が膨らみリアルで心が痛む
人としてより良く生きる為に人は人をもっと想像しないとならないものですね。

藁の楯 わらのたて』
犯罪を悪びれることなく繰り返す外道
行き過ぎた原則論と正義は害にしかならない気がします。
人の営みの中で線引きをどこに置くのかによって
社会の将来が見え隠れするものですね。


『革命戦士ゲバラ!』
歴史に埋もれた一人の人間の矛盾と葛藤
革命の後に夢見た世界はどこに行ってもバラ色でない現実
革命家としての生き方としては戦うことで完成なのかも。

Sweet Rain 死神の精度
「死に値する生き方をしたかを判断するだけ」と言うシーンがある。
想いの強さってことかな
人生に後悔しないことで安らかに生きるって
究極の終着駅のような気がします。

『パプリカ』
夢の世界と現実がまるで総天然色のお祭りのようで
映像に飲み込まれるような感覚は恐怖すら覚えるほど圧巻。
幻想に溺れてみたいような誘惑が過る。

『僕はイエス様が嫌い』
静謐な暮らしから一変する世界
神の存在を疑いたくなる多くのこと
だけど多くの矛盾を抱え生きなければならない人。 

『バーニング 劇場版』
ベースとなる持つ者と持たざる者
「存在しないということを忘れる」という印象的なワード。
それは幻なのか?現実なのか?
それを想う心が真ならば在るってことが真実になる・・。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?
もしもがあっても繰り返し新たな後悔が生まれる。
人生に完璧ってものがなく
ただ単に自分の納得のみがあるのではないかな。
だけどこれだけは譲らないものがあるならば花火のように輝ける

『空母いぶき』
国民の命を守る為であっても弱腰で顔色窺う政治。
そんな状況でも精一杯戦う彼らのいい顔は忘れられない。
凛とした生き方がいい顔を作るのだとしたら
日本国はいい顔してるのだろうか?


麻雀放浪記2020』
旧作からぶっ飛んだアレンジは濃い味付け
トンでもな設定ですが博打に賭ける男の拘りと真剣勝負に全てを賭ける博打は
いつの時代も変わらないもので
愚かな様で潔いよい生き様は魅力的。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
落ちぶれたスターが気合を入れ直し絶賛の演技
彼の涙ぐむシーンが心に刺さりました。
他にもタランティーノらしい名画のシーンを使ったりと遊び心満載で
これぞエンターテイメント映画。

『新聞記者』
政府の暗部、内部リークから極秘情報
真実とは何なのか?
今回の総理選挙の裏では秘密裡にいろんな人が闇に消えたりしてるのかも・・。
現実に世界の政治も創られた事実って実は多いものかな。


『楽園』
閉ざされた正義を振りかざされ、人生を歪められ苦しむ姿は
どっちが犯罪者なんだって思うぐらい息苦しい。
同調圧力の重圧のリアルな背景と共に卓越した演技は圧巻でした。
恐ろしき負の空気を巧く表現してる映画はもっと評価されてよいのではないだろうか?
心に一石を投じ、その向こうにある楽園を夢見る。


ザ・ファブル
天才故の宿命というものなのか?
超人的殺し屋のスキルは芸術的。
悪のイカレタ集団を撃退し、困難なミッションをクリアする痛快ストーリー

カメラを止めるな!スピンオフ 『ハリウッド大作戦!』 
カメ止めのスピンオフ。
ハードル高くなり過ぎて落胆も大きいけども・・
肝の企画、構想はなるほどの発想力。
エンタメって何か突き抜けて光ると細かい所は
まぁ、いいかってなるかな・・

『家へ帰ろう』
思いやりの心によって命を救われる。
再び巡り合う心の旅っていいなぁって心から思う
長い年月を隔て窓越しに見つめるシーンは胸が震えました。
思いやりの心に触れるって人生の宝。

『宮本から君へ』
ストレートで厄介な熱さは今や天然記念物レベル。
だからこそ、武骨で滑稽にも見える力は心に衝撃を受けたのだろう。
胸張って生きて困難を突破する姿には心動かす力がある。

陽気なギャングが地球を回す
役者も豪華で面白演出を使い
しかし何もかもが、相殺されてるって珍しい作品。
軽さがいけないのか、PVみたいな感じで時が過ぎ行く・・。
逆にトンでもで、面白いかも!?
流れる映像を楽しむってのも、いいんじゃないのか?
そう考えて納得するしかない。

『ホテル・アルテミス 犯罪者専門闇病院』
カオス状態の闇病院で絶望しそうな窮地を脱出し
生きる選択するのが頼もしい・・
前しか見ない、そういうタフさも必要なんですね。
タフクライムアクション。

『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ
煌びやかな都会にある孤独や闇
身近に死を感じ、どこか人生を達観してるのですが
そうではないものを模索する姿が素敵。

『火口のふたり』
どこかで頭のどこかで感じてる終わりと死。
人生なんて意味なんてそもそもあるのだろうか?
二人だけの閉じた世界
滅びるならば・・いっそってのもあるある。
快楽の魔物が囁く。

『私たちのハァハァ』
クリープハイプへの熱い思いだけで突っ走れるのは青春の成せる技。
情熱や感情のぶつけ合いや傷付くこともある
これも青春の証。
集大成が今現在であると思うと多くの経験は宝物ですね。
ほんと青春っていいなって思える映画。


『パラサイト 半地下の家族』
二極された世界から成り上がろうとするものの途端に転落する状況
水石が象徴的に描かれ、流転しながら
自然に返る姿に象徴的な意味を感じました。
人も自然なものですからね。

『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』
人生どうしても選択しないとならない時。
共通の言葉である音楽で分かり合えるって素敵ですね。
それぞれ夢は違っても
生きる糧になるような場面は二人にとって永遠に宝物。