石田三成を主人公に豊臣秀吉の死から徳川家康との天下分け目の関ヶ原の戦いに至るまでの
壮大な物語
原田眞人監督による司馬遼太郎原作の『関ヶ原』の映画化。
第41回日本アカデミー賞
最優秀撮影賞 : 柴主高秀
最優秀照明賞 : 宮西孝明
最優秀録音賞 : 矢野正人
優秀作品賞
優秀監督賞 : 原田眞人
優秀主演男優賞 : 岡田准一
優秀助演男優賞 : 役所広司
優秀音楽賞 : 富貴晴美
優秀美術賞 : 原田哲男
優秀編集賞 : 原田遊人
脇役も豪華で合戦に至るまでのそれぞれの立場と性格も丹念に描き
それを踏まえての血みどろの戦いをリアルに再現した映画は圧巻。
悪役としてあっさりと書かれるこのとの多い石田三成ですが
三成を丹念に性格や彼の正義と義を重んじる姿はアッパレ。
戦国の武勇を誇る大名であっても
策略と陰謀、利益に動かされる情報戦が繰り広げられ
人の心や空気を読まず
義を重んじ融通の利かない三成は勝つことは難しかったのだろう
勝つことで自ら思うような政治を行えるならば
勝つことが正義に繋がる唯一ならば勝たないと話にならない
そう思うと現代の正解もモヤモヤとしたものがありますが
貫き通す義の姿は潔く誠の武士である
天晴!三成。