風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『たちどまって考える』 ヤマザキマリ

f:id:gotoblueseabicycle:20210423050831j:plain

イタリア、キューバ、ブラジル、アメリカと
世界を渡り歩いてきた漫画家・ヤマザキマリさん
そこから見えるパンデミック下の世界と日本と世界で違う文化ギャップのお話。

世界と日本の常識のギャップって何となく分かってたものの
この差を歴史と文化を踏まえてのお話は非常に興味深い

陸続きのイタリアの歴史って
いろんな脅威を経ての思考の常識であったり
芸術への感心の高さから議論する家族の日常とか

多くのことが雄弁にヤマザキマリが語る

こういった誰も書いてこなかった世界の文化と思考は
歴史の積み重ねの結果なんですね

世界は、これからどう変わるのか?
黒死病からルネサンスが開花したように
戻ることのなく変化し続ける世界

タイトルの『たちどまって考える』ことで
よりよく納得して前に進めるんではないだろうか?

当たり前のような同調圧力だったり
政治の世界の何となく常識だと思うことも考えるって
興味深く面白い