メキシコの麻薬カルテルのバルミロ・カサソラは対立組織との激しい抗争し破れ再起を誓う
ジャカルタでは日本人の臓器ブローカーや川崎の土方コシモはバルミロと出会い犯罪組織と血で洗う運命の渦。
滅亡したアステカ王国
第34回山本周五郎賞受賞
第165回直木賞受賞作品
圧倒的な暴力と残忍な人間の所業は限度を超えると神の世界のようだ。
アステカ王国の滅亡への運命と重ね合わせて
歴史の呪いなのか?
生贄なくしては成立を許されない世界の存在。
圧倒する強烈行いは、神の意志なのではと思うほど
人の心を保つのは神の存在なくしては成り立たない。
この腐敗した偽りの世界が蔓延る世界
神はまだまだ生贄を欲しているのかも・・。
圧倒されたもうひとつの世界の存在。