風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『すばらしき世界』

三上は人生の大半を刑務所で暮らした元殺人犯。
何とか社会復帰しようとする三上を支える保護司とテレビ取材する津乃田と吉澤
彼の人生に否応なく迫る現実社会に・・。
第45回日本アカデミー賞:作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞、助演男優賞、撮影賞、照明賞:優秀賞受賞作品
 
人に品行方正を求め、それからはみ出した者を排除するこの世の中
マスク強要と同じく、同調圧力が尋常ではない力がある社会で
刑務所へまた入る割合は50%と言われる
なるほどなぁ・・ネガティブな連鎖で難しい現実ですね。
 
本人の一本気な性格でルールを守らないのが最も大きな原因と言えばその通りなのですが
多様性といいながらも、ルール内であっても多様性を認めない負荷が
一般の人をも生き難くしてるのかもー。
 
人が人を助けることと、相反して人を妨げる人間の
心理描写を細やかに描いた作品は心の深い部分を刺激する。
 
どん底であっても、すばらしき世界がそこにある・・と思いたいな。