風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『海辺の映画館 キネマの玉手箱』

尾道の海辺にある映画館が閉館最終日に「日本の戦争映画大特集」の興行を行う
観ていた若者3人は突然スクリーンの世界に導かれ・・・。
大林宣彦監督の20年ぶりの故郷・尾道で撮影され
劇場公開を前に大林監督は20年4月10日に他界し本作が遺作となった。
 
撮影構成や役者も話も数々の名作を詰め込んだ作品であり
最後にして斬新過ぎる作品は賛否あるでしょうけど
言いたいことはストレートに伝わる。
 
反戦メッセージと映画への愛溢れる想いがまるで走馬灯のよう。
 
「想像すること」とメッセージがありますが
時空間を飛びまくる歴史と話
想像して広がる世界の先にある想い
 
平和への力強いメッセージ
絶えない戦争の歴史、不安定な世界への大林監督の遺言なのだ。

大林監督、数々の素晴らしい作品をありがとう。