「家族」というテーマで描かれた
7つの短編小説
(1)「妹」という祝福
(2)サイリウム
(3)私のディアマンテ
(4)タイムカプセルの八年
(5)1992年の秋空
(6)孫と誕生会
(7)タマシイム・マシンの永遠
閉ざされた世界でありながらも
それぞれの立場や時代によって真剣に悩み、憤り、和解し、絆は築かれる
社会の最小単位であり
価値観を創り出すこの単位にあって
何を想い何を良しとして来たのか
すっかりと忘れていた
家族のあの頃を読みながら思い出していた。
多くの出来事もどう作用するかは自分次第だったのだろうな
それぞれの善悪と良し悪し
何気なく切ないすれ違いが時を経て繋がる。