風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

「誰も知らない」

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実際の事件とこの物語を分けて考えないと
感想が偏ってしまうのですが
(実際は凄惨な話で気が滅入って救いがない・・。)
しかしここでの話しに戻すと・・。
いい加減な母親でも彼らは母親を信じて待ってる日常が
決して不幸ではないのだと思います。
三者的視点で見ると救いのない悲しい物語となってしまうけど
そうでしょうか?
例えば、日本からするとアフリカとかで電気の無い
昔からの生活をしている人は不幸でしょうか?
実際の暮らす人は3万2千人が自殺する日本より幸せかも知れません。
同じ日本でも身分制度がある江戸時代、戦中の厳しい時代
皆、絶望して自殺しただろうか?
バイトでも暮らせる今、3万2千人が自殺する日本は幸せなのか?
話が反れましたが
外から見るよりこの物語の子供達はささやかな幸せを願って
楽しんで暮らしてたと思いたい。
ただ悲しいのは信じてる母親が帰って来ない裏切り・・・。
日々の暮らしが悲しいいのではなくて
親が子を信じたものを裏切る事が切なく悲しい・・・。
多くの人間が気が着いてるのに、何とかしようとする人がいないのが悲しい・・・。
子供の視線も切なく悲しい・・。
何か悲しみと淡い希望と言うささやかな幸福を繋ぎ合わせて
生きてる子供の切ない話。


<参考>
2004年のカンヌ国際映画祭に正式出品され
長男役の柳楽優弥が日本人初となる男優賞をカンヌ史上最年少で受賞
ある日、新しい男ができた母親は
わずかな現金を残して突然家を出ていってしまい残された兄弟は・・・。