風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『夜に星を放つ』 窪美澄

それぞれの物語は星の話で繋がる5編
「真夜中のアボカド」「銀紙色のアンタレス」「真珠星スピカ」
「湿りの海」「星の随に」
第167回直木賞を受賞した短編集
 
切なくも儚くも生きる人々の物語は
まるで星のごとく揺らぎ瞬く
 
人と暮らすことは時に傷き完治することなき傷を負うこともある
しかし必ず神の救いような、心の繋がりもあるものですよね
 
繊細で切れそうな細い糸のような星の光
ここに希望を持つのか?拠り所にするのか?
様々で見えなくなることもあるけども
天に輝く光に導かれるように
 
人は果てなく生きるものだなぁ・・。