風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎

イメージ 1

2008年本屋大賞受賞、第21回山本周五郎賞受賞作品で映画化もされてるんですよね。
さすがにエンターテーメントに優れてるなぁ・・
読んでても映像が浮かびイメージしやすい
流れるような展開と意外性もあり500ページを超える長いお話も一気に読んじゃいました。
首相暗殺の濡れ衣を着せられた男、青柳雅春が主人公なんですが
最近のニュースでもあった検察の証拠偽造事件で嵌められた
村木元局長も政治的な意図を感じますよね
当時、あれもあって郵政改革にブレーキが掛かった感じもあるし
物語中にも出てた「ケネディ大統領暗殺事件」の
リー・ハーヴェイ・オズワルド ともラップします。
国家権力?巨大な組織の意図する策略に嵌められると・・
どんなことでも出来そうだな
首相暗殺の濡れ衣を着せられ
逃亡の身となるものを助けるのは
損得なしで付き合って来た友人や恩人何だろうな。
これも本文にあったけど大事なものは「習慣と信頼」・・
そして何よりももっとも自分を助けるものは
自分の諦めない意志が何より大事。
物語はこれで面白くなる。
自分の人生と言う物語もね・・・。
俺も逃げるぞ・・どこまでも・・。