風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『僕と妻の1778の物語』

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妻の余命があと1年と告知された作家が毎日1編の短編小説を妻に贈るってお話・・・。


実話ですけどベタだよなぁ~最初はどうかなぁ~って思ったけど・・泣ける泣ける。
静かな涙が独りでにツーッと落ちて行く
涙腺が弱くなったのか?気持ちに素直になったのか?
分からないけども・・。
その闘病の中で相手を思うその気持ちが心をストレートに心を打つんですよね。
旦那役の草なぎ剛のあの穏やかな雰囲気に
妻役の竹内結子の笑顔は素敵過ぎる輝きを放ってて
弱り行く儚さがより鮮明に浮きだってました。
作品中紹介されるSFはどこか切なくある部分現実的であり
奥さんに「エッセイじゃないの」って言われるけど
そんな切ない部分に現実を奥さんは感じたのだろうか?

中でも好きなシーンは空の青さの話。
海の引力が弱くなって落ちて来た粒って発想が
何とも豊かでユーモアがあり面白い
そんな豊かさとユーモアに温かさ・・
この殺伐とした状況から
こうも温かい涙が落ちるって
映画ってほんと素晴らしい。
人の温かさに温まりたい時にどうぞ!!