風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『彼のオートバイ、彼女の島』

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オートバイで旅する青年とミステリアスな女性と出会うが
彼女は生まれ故郷の瀬戸の島に帰ってしまう・・・。

片岡義男の世界に憧れて
オートバイに乗り学生時代
バイトして稼いだお金を元に日本中を旅した。
この小説も映画も観た記憶があるけど
今のこの映画を見ると
些細な設定や話にほころびを感じる。
しかしながらそんな些細な設定やストーリーを凌駕する想いが溢れ
何とも切なくも熱く自由で単車にかけた純粋な憧れを思い出す。

自分探しって言葉が流行ったけど
あの頃の自分は見つかりもしない果てない自己を
見つけることに時間を費やしたものかもしれないと
今となっては面痒い思い出を振り返る
それも青春と言われるものだったのかな?改めて感じる

あの頃の抱いた未知の世界への憧れ
今も生きることの出来る基礎が
あの頃の旅をエッセンスとして今も生きてると確信する。

そんな思いを思い出させてくれた映画は
タイムマシーンのように
当時をありありと思い出させてくれるものですね。