仕事が忙し過ぎで休日出勤の連続・・
せめて自転車の本でも読もうと読んでたこの本
逆に悶々としてますが・・^^;
自転車関連本。
この著者伊藤礼さんは、英文学者でありエッセイスト。
1991年にはエッセイ賞受賞されたこともある人。
この元日本大学芸術学部教授が
「バイシクル21」に連載されたコラム+書き下ろしのコラム。
自転車に乗りが出会ったり思ったりすること
誰しもがあるあるって思うんじゃないかなぁって自転車乗りの日常。
ほのぼの話満載でした。
さて、内容ですがー
自転車が倒れないで進むのは何故かって考えるのを忘れてるぐらい
当たり前過ぎてしまった話ってありますよねぇ~?
例えば・・
最初、自転車のヘルメットって発泡スチロールの塊である被り物であり
高価なものも安価なのも大して構造は変わらないのに
あの値段は高額過ぎないかとか?
サイコン(メーター)の値段差と性能についての疑問とか
鍵をかけても愛車が盗まれやしないかとビクビクしたり
ピチピチな服装であのヘルメットだって最初は小恥ずかしかったよなぁ・・。
そんな自転車初めて”あるある”から
グルメ好き自転車乗りが遭遇する災難。
死ぬまで忘れられないカツ丼の不味い店の描写なんて
読んでるだけで分かる分かるって連続でした。
そして一番は
彼の乗ってるダホン製、八・六キロの愛車にまたがって
日本中をあちこちを旅するお話
人が同じ道を走っても同じ体験や感情はなく違うもの
取囲む風や光、時間や出会いに体調や心理と・・
それは予想もしなかった素敵な心の財産
歳を重ねて過ぎ行く時間はきっと素敵な人なんだなぁーと確信しました。
70代にしてこんなに楽しく自転車で走ることが出来るなんて自分の理想。
いい歳を自転車と共に重ねたい。
自転車あるあるにニンマリするはず・・
ほのぼのポタ派にお勧め本。
あぁ~走りたいなぁ~~