風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『ツナグ』 逢えない時間や伝えられない”間”が時に大事なんだ。

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原作を読んで良かった記憶がある「ツナグ」映像があるのが目に留まり観てみました。
日記『ツナグ』 辻村深月 :http://blogs.yahoo.co.jp/gogo_yellow_bicycle/61605044.html

死者と再会させる“使者“の青年
依頼をしてくる人々との出会いと人生を経て葛藤するが・・。

原作にない話しを上手く映像に詰め込んだなってのが第一印象。
この物語はそれぞれの想いや主人公が考える"間"がなによりも大事だと思うので
ここが映像では不利ですよね。

不利と言えば
映像だけじゃなくて
最近って携帯ですぐ繋がってしまう
これって便利だけど大切なものを育のに本当にいいのかな?
相手を想う”間”って大事だよね。

話しが脱線しちゃったけど
三組の依頼がツナグへ
亡き母との再会を希望する男性や交通事故で亡くなった親友との再会を希望する女子高生。
亡くなってたのならば・・と七年前に失踪した恋人への再会を希望する男。

私も生きてる同士であっても過ぎ去った時間に言えなかったことや
伝えることの出来ず離れ離れになってしまった人って居ますね。
それが永遠に伝えることの出来ない関係になってしまったら・・
これは悔いが残るよなぁ・・。

それでしか埋めることの出来ない心の空間
想うと幾つも思い浮かぶかな。

悔いなく生きるとはどうすべきなのか?
前の話しじゃないけど
伝えればいいってもんじゃない
その"間"を超え心が繋がるってことですよね。

熟成した人との関係は時に嫌なこともあるだろうけど
それをも凌駕する想いや
敬意を持つことの尊さを気付かせてくれる映画でした。