風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『ロード・アップヒル』

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ロードレース選手のアンディとフランクのシュレック兄弟のドキュメンタリー映画


今年のツール・ド・フランスもドラスティックでしたが
毎回、筋書きのないスポーツが生み出す感動と展開に心が揺さぶらせる。

嘗て総合優勝を争ったトップクラスのアンディとフランクシュレック兄弟

彼に関わるチーム、親父さん、ライバルチームの刻々と変わる状況を刻銘に記録した映像に引き込まれる。

彼らのナーバスになる表情

笑顔の中の不安を映像は逃さない

役者ではないので素が出てて余計にリアルなシーンの数々。

下りは100km/hにも達するスピードでのレースで
父ジョニーの「命より大事なレースはない」という親心

命の危険もあるレースと親の視点。

兄弟間のレースに賭ける思い
死力を尽くして戦い僅差の無念もありましたし

その裏を追う
佇んだまま語らない表情が雄弁に物語る。

アンディは「ツールで優勝したとしてもしなかったとしても、人生は続く」と言う。

2014年に引退し
彼はどんな人生を送ってるのだろうか?

レースが終わってもそれぞれの人生は続く。

華やかなツールの裏にあるドラマはよりツールを輝けるものにする。