ふたごのように共に生きた絆
挫折と再生の後にある今
SEKAI NO OWARI Saoriによる自伝的小説。
何の予備知識もなく直木賞候補作に上がってたことで読んでみましたが
なるほどこれは自伝なのかな?
話題となったのも分かるぐらいドラスティックで現実がイメージ出来る物語であり
ググってみるとセカオワの話やメンバーのコメントにリンクしてて
歌われる詩の世界やバンドの絆
楽曲に至る物語はどれが欠けても今に至ることのない物語なんですね。
あの繊細で美しき詩の影には何百倍もの苦悩の闇から紡がれる光
この光はそこからでしか見えなかったものではないだろうか?
闇あってこそ輝く煌き
運命って運をぶ命と書くように
奇跡の出会いを想い描く未来へ運ぶことが出来るのか?
多くの受け入れ難いことを信じて受け入れることでしか生まれないものかも知れない。
皆に光あれって祈るような物語。