風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『火口のふたり』

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結婚する直子と元彼氏の賢治が再会し
婚約者が戻るまでの五日間、性愛に耽る。
危うき二人の未来はどこへ・・。

白石一文さんの原作を先に読んだんですが
https://gotoblueseabicycle.hatenablog.com/entry/62426817

細かな設定は変えられてますが
この危うき関係は変わらず

全編に流れる刹那な日々
先の分からない人生なんて一時の時間だとするならば
どうであれ、本能のまま快楽に溺れる二人
限られた時間を貪り生き急ぐ時間
どこか捉えどころのなく虚無な感じもしますが

人生なんて意味なんてそもそもあるのだろうか?
ならば、自分の思ったように生きるって生き方もある。

どこかで頭のどこかで感じてる終わりと死。


二人だけの閉じた世界
滅びるならば・・いっそってのもあるある。

快楽の魔物が囁く。