心の豊かさとは何なのか?
夏目漱石の『こころ』とトーマス・マン『魔の山』から生き方を読み解く。
後日談を描いた小説も収録。
世界に広がる右肩上がりの価値観。
そうじゃないものもあるって話に衝撃と強い共感を感じました。
本来ならば情報の広がりにより
多様化が進みそうなものですが
一気に世界の価値観が同一化する怖さ
人間の顔が違うように
それぞれに多様な生き方が認めれてもいい!
未来へ向かうことではなく
確かにあった過去を支えに生きる生き方もある。
それは後ろ向きなんかではなく
多くの選択肢のある豊かさ
想像性こそ人の心を豊かにするものだと気付く。
夏目漱石の『こころ』とトーマス・マン『魔の山』についても書かれてるのですが
物語でしか伝わらない多くのこと
生きることへ精神的根源を垣間見る。
心に染入る言葉に自然と感謝。