高校生の卓也のクラスメイトの渡良瀬まみずは「発光病」で余命わずかと言う
死ぬまでにしたいことがあると知り、それを手伝うことに・・。
第23回電撃小説大賞 大賞作品
全ての人の避けては通れない死
そこにいずれ直面してしまう人という存在。
時にはそういう有限性を感じる物語によって
自分の有限性を感じ、生きる事に思考を巡らせる。
物語に出て来る主人公も友人の香山や両親、教師それぞれに迷う
誰もが日々全てを祝福と喜びに満たされた世界なんでないんですよね。
絶望的な苦境の中で見出す幸福
これこそ生きる純粋な祈りがある。