風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『ツイッターで学ぶ 「正義の教室」』 坂爪真吾

ツイッターに限らずネットの世界に溢れる正義
正義とは何なのか?自分の正義と異なる正義へのアプローチ。
メタ正義への指南書。
 
軽い気持ちで読み始めた本書でしたが
目から鱗で思考の変動を齎すぐらいの画期的なお話でした。
 
メタ=超~、高次~を表す言葉。
そこから始まり、自分の生きる根本となる正義って
バージョンアップしてなく固定概念となってましたが
そこに問題点があり
定義自体を見直すことで自分の中で変革が起こる
 
自分の中の正義によって論破でするのではなく
どう考えるのか?
ルールなのか?モラルなのか?
 
客観的に分析、対応することで
モヤモヤな気持ちを解放出来たのは読んで良かったポイントだな
 
ちなみに目次を紹介すると・・。

第1章 ツイッターにあふれる「こどもの正義」
1-1 正義って、「間違い探し」なの?
1-2 他者を裁いていいのは、自分が裁かれる覚悟のある人だけ
1-3 正義って、「悪者探し」なの?
1-4 怒ることは、正義なの?
1-5 正義って、「復讐」なの?
1-6 正義って、「誰かのため」なの?
1-7 正義って、「好き嫌い」なの?
1-8 正義って、二択なの?
1-9 データがあれば、正義なの?
1-10 社会のせいにすることが、正義なの?
1-11「こどもの正義」と「おとなの正義」の違い

第2章 「おとなの正義」のつくり方
2-1 「正義のコスト」は、誰が払うの?
2-2 正義と正義のぶつかり合いは、なぜ起こるのか?
2-3 対話する力を身につけるための言葉
2-4 空気に踊らされないスキル
2-5 空気をつくるためのアウトプット

第3章 「正義」を使いこなせるおとなになるために
3-1 「正義の道場」としてのクラウドファンディング
3-2 正義のリスク管理……自分のつくった「正義」に振り回されないために
3-3 まとめ:「わたしの正義」が社会を変える