風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『「さみしさ」の力 ──孤独と自立の心理学』 榎本博明

f:id:gotoblueseabicycle:20210528050512j:plain



どこから来るのか逃れられない「さみしさ」って感情
さみしさの意味とは何なのか!?

人生は分かれと出会いの連続
誰の人生にもあるさみしさへの考察を読んで見ました。

目次を紹介すると・・。
第1章 「さみしさ」を感じるのは自立への第一歩
(自分が嫌になることがある親の言葉や態度に、なぜかイライラする)
第2章 自己の個別性への気づきがもたらす「さみしさ」
(自分と向き合うことで芽生える自己意識自分だけみんなと違うように感じる)
第3章 つながっていても孤独
(仲間といると気が紛れるつながっていないと不安)
第4章 孤独だからこそ、人を切実に求める
(世界からの疎外感さみしいからこそ、人と深くつながりたい)
第5章 一人を持ちこたえる力
(さみしさを取り戻す一人でいられる力がないと不毛なつながりに縛られる)


避けたい、さみしさの感覚を考えると
実は生きる為にはさみしさも必要な感覚なんですね。

他の多くの痛みも
より良く深く人生を生きるには必要な感覚であり


苦悩と切なさが、出会いと絆の源であり

自分自身の独立と個の確立なのだ。

それを自覚して
孤を楽しむとより世界は広がるものじゃないかな