風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『人のセックスを笑うな』 山崎ナオコーラ

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映画があまりにも好印象だったんで
ブログにも書いたけど
http://blogs.yahoo.co.jp/gogo_yellow_bicycle/58519291.html
本を買って早速、読んでみました。
映画と原作ではちょっと違う設定だったりするんですが
よく聞かれるどっちがいいのか?って話になると・・
今回はどちらも甲乙付け難い作品
先に見た映画のイメージにキャラクターが影響は受けるものの
設定が違ったり時間の流れが本の行間にはありますもんねぇ。
その行間にある数ミリ、ページをめくる長い時間の間にも
思いは深まりますよねぇ。その思いですが・・
彼女と付き合ってて何となく終わる感じを感じつつも
現実を見ようとしない心の動き
この時間のやるせなさが訪れる
深夜の時間までも想像が働いちゃうんですよね。(妄想癖が・・笑。)
読み終わった後の読書感の良さは映画も本もよかったなぁ
アーネスト ヘミングウェイはこう言っているそうです。
「善とはなにか。あとあじのいいことだ。
 悪とはなにか。あとあじの悪いことだ。」
作品は善悪じゃないけど
まさに善!!
結果に結び着かなくても
いい恋愛もあと味いいですよね。
これもいい出会いが鍵かな。