風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『プロムナード』 道尾秀介

イメージ 1

道尾秀介さんの初エッセイ集。
いやぁー
普段自分が思ってることとか格好被ってるなぁ・・
小説読んでて予感はしたけどそういうことって、あるものなんだな・・
しかし大きく違う所もあったりして
金髪ロン毛に耳に安全ピン・・?そりゃない。かなり痛いし・・。
おまけに学校出て営業のお仕事しても
さぼりに注力してたって書いてたけどよく更生したよねぇ
人生って何が転機でどうなるのか分からないけど
エッセイ見てても分かるのは
面白い視点と着想、表現力はどんな文章でも発揮されるものですね
これをセンスって言うのだろうか?
「すべらない話」ってTV番組で芸人さんが
面白く事実を伝える技に長けてるように
作家は着想と綴るテンポに結びとー
やっぱセンスが光ってますねぇ。
印象的な部分。
「・・人間だって、きっと同じだ。慌しい毎日の中で、足を止めて振り返り
自分の記してきた足跡をしっかりと見直す時間を作ってくれるかで人生の密度が決まる。」
私も激しく同意します。
日常をちょっと斜めに見たらいろんなものが見えて来ると思うんですよね。
走り続けるものいいけど
偶には足を止めて眺める自分の道筋は結構いいものかも知れませんね。