直木賞で今年最大のヒットと話題の又吉さんとせきしろさんの共著
自由律俳句集。散文収録。
自由俳句だけじゃなくて
過去の自分を短編風に書いてる文章が素晴らしい。
やっぱり、この短編からも非凡な才能があるのは表れてますねぇ~
何ともおかしい学生時代の日常の話に
切なげで心の残るような言葉で閉めるあたり
言葉のチョイス、運びに間はまさに
個性とセンス、独特の空気感を感じました。
又吉さんだけじゃなく
頂く短いメールにも
センスだったり
その人らしさって滲み出てるものなぁー
その人らしさって何でどうやって築かれるものなのか?
不思議なのですが
少年の頃からの疑問の持ち方や向き合いかた
大人になってもそれって抜けないどころか
深まり一人の個性となるのかも知れないな。
不思議ですが、短編を振り返り思うと
ちょっとした、心に引っかかる部分の微妙なセンサーが
重なって共感することしきり・・。
又吉好きなら嬉しい作品じゃないかなー。