風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『龍三と七人の子分たち』

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元ヤクザの龍三と昔の仲間を集結させて詐欺集団との対決するが・・ってコメディ映画。

何の予備知識なく北野武監督最新作ってことで観たので
途中まで老いぼれた悲哀に満ちた話かとシリアスな気分で観てると・・
何だこの駄作はって思ってましたが

途中から、あぁ、これはコメディなのか!って分かってからは
楽しんでくだらない冗談や
細かなコントシチュエーションが笑えて来て

目線ひとつで映画の評価って真逆になるもですね。
観るにあたって少しは予備知識がある方が楽しめるものだと実感。

さて、お話しですが
年老いて家族からも社会や敵対する勢力からも
蔑ろにされることを逆に強みとして
何でもOKのストーリーは昭和のたけしコントを詰め込んだような作品で
これまた正直センスに時代を感じる内容。

ちょっと辛いかな。
辛いことを変換して笑いに変える
やり過ぎると下品になって笑えないし
時代背景も取り込まないと劣化ちちゃうし
笑いを映画にするって難しけど笑いを取れる老人いいねぇ。