少年期の本との出会いから、なぜ本を読むのか?
芥川賞受賞作『火花』の創作話
いかに様々な夜を乗り越え生きてきたかのエッセイ。
次回作が話題の芥川賞作家の又吉直樹
ユニークな少年期から小説との出会いを綴ってましたが
少年が文学によっていかに様々な夜を乗り越え生きてきたか
共感するポイントも多々あり思えば
私も文学によって助けられ
今も支えられた人生だと心から思う。
昔、松本人志が言ってたことですが
お笑いを作る人は基本的に暗い人が多いとか
北野武も同じこと言ってたな。
自分と向き合う工程や人を深く観察する視点がないと
笑いも文学も作れないのかも知れないですね。
闇や光を知って人と向き合う人間だからこそ
あの細やかな可笑しみと悲しみのある
心の柔らかな所に触れるような文章が書けるのだろう。
芥川賞受賞作『火花』の創作秘話もあり
「火花」が好きな人へのプレゼントかな
文学の世界が広がり
多くの人がその恩恵にあずかるならば
きっとそれは心豊かに幸せな夜を超えることの出来る人が増えるではないだろうか?