風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『花とアリス殺人事件』

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中学三年生のアリスは転校先の学校で殺人事件のウワサを聞く。
学校の怪談のような話を紐解くと
隣の家に住んでる不登校のクラスメイト、花が関係してるのだった・・。

何の前知識もなく岩井俊二監督作品ってことで鑑賞したのですが
調べると岩井俊二監督が鈴木杏蒼井優主演で2004年に発表した映画『花とアリス』の前日譚だそうです

これ切っ掛けとなり友情を育んだ先があるのか・・。
事件を通して見えて来るのは

繊細なあの歳に転向や事件へとカタチを変えて見える人間関係
特にあの時期って難しさがあったり、傷ついたり、傷つけたりで多感なんですよね。

ぶつかり合う姿とだからこそ深まる友情ってのもあるし
大人になるってどういうことだろうって側面もあるし

見ててこの薄氷が僅かなことで割れるような不安定さ
遠い昔にあったなぁ~そんな日々。

過ぎれば何でもないことなんだけど
当時は人生の掛かった大事件なんですよね。

今でもきっと未来では笑えることってあるんじゃないかな?
繊細なあの時期をミステリーも織り交ぜて鮮やかに輝かせる作品。