風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『ナラタージュ』 島本 理生

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大学生の泉は母校の演劇部顧問で長い間、思いを寄せて忘れる事のなかった葉山先生から電話がかかってきた。
葉山にも想いがあることを知り泉は・・。

恋愛中のあの感覚を文字とストーリーで表現するのがホント巧い
教師との淡い経験もない私でも深く世界に導かれる。

数少ない学生時代の恋愛経験の記憶を辿ると
確かにあの熱病に憑りつかれたような一時期
その熱病の名残は今もどこかにひっそりとあったりしますもんね。

多感な学生時代、人生に一回あるかないかの大恋愛は
大きく人生に影響を与えることになるし

その想いを肯定し共生するってより良く生きるのに大事なのだろう

人の運命と残された純粋な想いに心を揺り動かせられました。

今度映画版も観てみようかな。