弁護士の法子は嘗てミライの学校の夏合宿に参加した。
そのミライの学校の敷地から発見された白骨死体。
ミライの学校で友達と言ってくれる少女と夏合宿の思い出が蘇る。
真相とは・・。
無数の出会いの中で何かを選択し
その積み重ねで創られる人生と言うもの
夏合宿の出会いは深く刻まれ
思い出は心に刻まれ共に生きて行く
多くの登場人物がそれぞれ多角的で立体的に描かれており
人間関係が丁寧で繊細なやりとりには
自分がまるでこの世界に居たのではないかって錯覚するぐらい
リアルに思い出の世界に誘われる。
分かってはいるものの
偏見と見えない社会カーストの中で
自分の居場所を無理やりに置き
日々を生きてる自分の違和感に愕然とする。
そんな現状ですがラストシーンに救われる思いがした。
失いたくない大切なことが守られることに安堵。