風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『六人の嘘つきな大学生』 浅倉秋成

就活に挑み最終選考に残った六人学生
課せられたのはグループディスカッションで「六人の中から一人の内定者を決める」こと。
内定を賭けた議論が進む中、謎の告発だった・・。
 
勝ち残りたい気持ちとフェア
悪意と善意、競争の中で何が真実なのか?
観測者で揺れる正義。
 
元々、就活自体が公平なものなのか?
観測者で可成りの違いですし
判断する項目に置いても
正しかったのか?甚だ疑問。
 
そのような心理を巧みに使って
見事な仕掛けを考えたものですね。 
 
ラストへの伏線回収
社会人への通過儀礼なのか。