風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『茜色に焼かれる』

理不尽な交通事故で夫を亡くした母と子
理不尽や腹ただしい事が次々と起こりながらも
たくましく生きる親子は・・。
 
コロナ禍にあって否応なくすべての人が翻弄されますが
現実にそれまでは想像出来ない様な事が実際起こる。
 
様々な人生の人生の岐路に立つ時
誰しもが神を疑い、迷い彷徨いたくなるような場面で
とんでもない人間達に出会う。
 
アドラーは他者は他者の都合で生きてると言いますが・・
これは酷すぎる。
 
憤りを覚える場面の数々ですが
何かを悟ったように
「まあ、頑張りましょう。」と呪文のように唱える良子。
尾野真千子さんの存在感と説得力がないと物語が成立しない。
 
傷付けるのも人ですが、癒すのも人なんですね。
 
暁は続き夜にはならない。
 
やはり人間どう生きるかが、その後の人生を左右するんですね。