前篇『東京會舘とわたし(上)旧館』 辻村深月
https://blogs.yahoo.co.jp/gogo_yellow_bicycle/64429645.html
続きとなる経”下巻”
昭和46年、新館への建て替えを経た東京會舘からまた建物が建て替えになる前平成27年までの連作短編
緊張する大女優、越路吹雪の姿とエピソードは
先輩から受け継がれ、お世話する従業員の思い出に心温まった話に
夫亡き金婚式をもてなすスタッフ仕事に感動し
東日本大震災の日の東京會舘の対応に感激し。
喧嘩別れした親子が再びここで過ごす日
直木賞授賞し夢を叶えた青年の長き時間の蟠りを見詰めてた従業員と彼の人生に震え
建て替え前に最後の挙式となったカップルの挙式への日と
上巻の登場人物健在し歴史を感じるシーンには心揺れ
いろんな人生のシーンと共にある東京會舘と従業員の魂
人生を彩る素敵な場所の存在って素敵ですね。
今、調べてみると今年春にリニューアルオープンするそうで
また新たな歴史を心に刻むであろうこの建物
レジェンド東京會舘は一日で出来るものではないんですよね。
ひとり、ひとりの紡いだ物語が未来に受け継がれ
歴史を作り伝説となる。
あぁ~行って想いに触れて感じてみたいものです。