風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『ある男』 平野 啓一郎

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夫である大祐は事故で命を落とす。
しかし「大祐」は全くの別人だった。
彼は何故偽って生きたのか?

人がその人自身であることを自覚するのは
連続する過去の記憶があるからだと思うんのですが

それを意図的に他人とすり替えるに至るには
それ相応の自分を捨てることを望むこと
逆に自分の血脈に頼るだけのクズな男も居る分けで

客観的に人に出会った時
過去のことに影響せず人をどう判断するのか?
公平にその人の今を見ることが出来るのだろうか?

過去や経歴、血脈とかが頭を過ったりしてないだろうか?

ある男を通して男の生き様を考えながら自らを省みる
多くの色眼鏡を通して接触してる気がします。

自分はそんな事に支配されたくないと思いつつ
それを気にして影響されてるって滑稽ですよね。


どんな過去があろうとも
人を愛するのは、全てを受け入れることなのではないかと思う
それが出来るならば真の愛に昇華する。

その後の幸せを祈りたい。