風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『家康、江戸を建てる』 門井慶喜

関東を手中に収めようとする関白:豊臣秀吉徳川家康に湿地の広がる広大な土地と領地替えの話をする。
家康は受け入れ、その後天下人となる家康の江戸開発プロジェクトが始まる。

全5編で構成され目次から紹介すると
第一話 流れを変える 
第二話 金貨を延べる 
第三話 飲み水を引く 
第四話 石垣を積む  
第五話 天守を起こす
 
今に繋がる川の流れを変え
貨幣を造り
上水道を引き
広大な距離の石垣を気付き
天守を築く
 
現在の首都である東京の基礎となる大工事
何十年にも渡り、今も基礎は同じく
日本史上最大のプロジェクトかも知れないな。

そこには歴史に名が残らない登場人物のような職人や代官や
請け負った人々の技量や才覚あっての成功。
勿論、大物語がある分けで

そういう人々に想いを馳せ地形や街の感じる
何だか「ブラタモリ」っぽいけど
人知れずに街に刻まれた想いってあるなぁ。