風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『さよなら渓谷』 吉田修一

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渓谷で起きた幼児殺害事件を発端に
夫婦の秘められた関係が明らかに…

読んでた本の映画版が話題になってましたね

映画化されたことも知らず
ニュース見て初めて気付きました。
なるほどなぁー
映像イメージが浮かびこれは引き込まれます。

ネットで検索すると
第35回モスクワ国際映画祭で審査員特別賞に輝いたそうですね
いつも映画より原作の勝ち(良かったって意味)
この映画はどうなんだろうか?気になってます。
それはその時にでも・・。

さて、内容ですが
幸せになってはならない夫婦
不幸を望む関係の先にあるものって何だろうか?

重い別世界なテーマでありながらも
リアルに伝わるな
きっと悲しみと心の空白を埋めるものってのは
日常の営みの積み重ねでは、ないだろうか?

理屈で構築された恨みと
感情に支配され理屈じゃない部分。

憎みながらも通じ合い情が芽生える時。
人はそんな得体の知れないものに
支配されてるんですよね。

ラストは切ないながらも希望のあるラストと思いたい
じゃないと辛過ぎるもんな。