風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『NHK「100分de名著」ブックス 孔子 論語 』

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紀元前の格子の言葉は今も健在気になって読んでみました。
「100分de名著」シリーズ孔子の『論語』の教えとは・・。

紀元前552年10月9日生まれの孔子
今もあちこちで引用されたり影響のある教えには
そこに人の真理があるからなんだろう。

この「論語」は孔子と彼の高弟の言行を孔子の死後に弟子達が記録した書物
莫大な量なのでこうして整理され解説があると分かり易く入門にはいいですね。

さて、内容ですが
孔子は実は苦労人で不遇な中、勉学に励み出世したものの政治闘争に敗れ、長い亡命生活
苦難の経験が人生についての言葉へ繋がるんではないでしょうか?
そんな人間学や思想は人の営みの中で必ず生じる永遠のテーマですね。

目次を紹介するとこんなテーマでの講義。
第1章 人生で一番大切なこと
第2章 自分のあたまで考えよう
第3章 人の心をつかむリーダー論
第4章 信念を持ち、逆境を乗り切ろう


印象的だったのが
逆境の時にどう向き合うのか?

「君子固より窮す、小人窮すれば斯こに濫る」
(どんな立派な人でも困窮するが、その時、小人と違うのは浮足立たぬものだ)

なるほどですね。
その通りであり人の観察を通して腑に落ちる言葉の数々は

これからの未来に対する心構えとは何か?
2000年の時を超えても
色褪せることのない言葉

希望を持って生きることへ繋がる解釈
ここにある真理をいまこそ学ぶ時かも知れないな。