風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『Dearダニー 君へのうた』

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70年代のスターダニーは過去の栄光に縋って暮らしを続ける
そこに43年前にジョン・レノンから届くはずだった手紙を渡される。
もしこの手紙がその時に渡ってたなら・・。

このお話は”43年間届かなかったジョン・レノンからの手紙”って事実を下敷きに作られた話だそうですが
私の学生時代から大好きで聴き込んでたジョン。
彼の渡らなかった手紙ってだけで面白そうで鑑賞しました。

全編にジョンの名曲が流れ
主人公はアル・パチーノが老いたロック歌手を好演
その手紙に書かれてた言葉は
「これから君の音楽は、すべて君次第なんだよ、誠実であり続けよ」とジョンからの暖かい言葉が書き込まれていた。

嘗ての楽曲を望み、変化した新曲を望まない大衆
やりたいことと、望まれるこの狭間。 

折り合いをつけて誰しもが生きてるのでしょうけども
あまりにも思い描いた人生と違う今に気付いた時。

自堕落な暮らしになってた主人公
もしこの手紙を読んでたならば・・

それに真摯に向き合えるかな?
神様ジョンの言葉ならばきっとありえる。

人の人生に”もし”があるならば
違う人生を歩みたい、あの後悔をしたくない

多くの恥と過ちは人生には尽きないものですが
それを悔い改めるには切っ掛け次第なんですよね。

途中の支配人との掛け合いも良かったし
待合室に待つ彼と希望あるラスト。

やり直したい人生を考える。
生きてるならば遅くはない!
人生は切っ掛けで何時でも
きっと変われるものなのだ。