風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『コトバのない冬』

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北海道の小さな街、わずかな時間の記憶を失くした女と男の心の交流を描く。

ワンシーンワンカットだそうで
会話の後の間に浮かぶ微かに浮かぶ微笑み
その微妙な笑みが豊かで繊細に
この作品の機微になってるんですよね。
この作品を撮った渡部篤郎の感性の繊細さが素晴らしいなぁ。
あの微妙な間にある何かが
人が人に安らぎを与え
好意を抱き
絆ってものが芽生える瞬間なんじゃないでだろうか?って思うんですよね。
そんな世界に心を置くと
美しい北海道の冬と切ない世界が
愛おしく儚さに胸が詰る思いが溢れました。
しかし・・昨今の世の中この手の作品はウケないんだろうなぁー
商業的に成功しない映画だとしても
こうしていい作品がDVDで手軽に見れるのは嬉しいものです。
渡部篤郎さんの次の作品があるならばぜひ見たい・・。