ドイツ、ハンブルグで外国人と幸せな家庭を築いていたカティヤ。
爆破事件が夫と子供が犠牲者になってしまう。
外国人を狙った人種差別主義者によるテロと判明し、裁判の行方は・・。
第75回ゴールデングローブ賞で外国語映画賞
第70回カンヌ映画祭主演女優賞を受賞作品。
人権や移民、人種、宗教や政治思想と入り乱れるユーロ圏で
なかなか表立って正義やルールを貫くのは困難でありますが
その拠り所となる裁判でこんなことになるならば
何が正義なのか!?心の拠り所もあったもんじゃない。
人を守らない司法システムは何の為で誰の為にあるものなのか?
大きな問題と最後に下した決断の意味するものとは?
人の存在理由の根本に立ち返る
愛ってものの大きさを考える。