風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『トイレット』

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地方の一見、普通の家庭だけど
実は個性的なキャラクターを持った人と暮らす一家のお話。
作品全体に流れるほのぼのした空気ってどこから来るのかな?
DNAで結ばれた家族かと思いきや
主人公が家族の中で赤の他人だったなんて
意外な展開なんだけどもそこで
レイが落ち込んでいたところに
同僚のインド男性が

「それがどうした?そんなことに気付かないぐらい家族だったんだから、充分じゃないか」とつぶやく・・。

DNAが大事なんじゃなく
家族とされる謎の多い東洋人が
それぞれの心を繋ぎ家族の窮地を救う

通じない言葉でもなくそこにあるのは
やっぱ相手を思いやる毎に深まる絆なんですよね。

象徴的なシーンが
ラスト近くでモーリーのコンテストには駆けつけ
パニックに陥りそうになったモーリーに
親指を突き出すポーズで「クール!」
もたいさんが後半に掛けていい味出してます。

日本のトイレのようにテクノロジーと思いやりの詰まった心
忘れかけてるものがそこにあるのかもねぇ・・